薬剤師の転職事例
投稿日:2017/10/24入念な準備が功を奏したケース(転職活動期間:約3ヶ月)
I・Yさん(33歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 兵庫県
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- 業種
- 調剤併設ドラッグストア
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 700万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 兵庫県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 900万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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MRを経て、調剤薬局・ドラッグストアの調剤部門を7年間経験し、管理薬剤師として勤務していました。
しかし、調剤を極めた後、管理薬剤師がゴールとなると何か物足りなさを感じていました。
現在の勤務先には管理薬剤師以上のポジションが無く、更にやりがいのある環境を求めると同時に
年収もアップしたいと考え、転職を決意しました。
コンサルタントにお願いした条件は下記のようなものでした。
・エリアマネージャー(可能であれば人事採用などにも携われる役職)
・経営も学べるような環境
・年収アップ(900万円)
・妻を安心させるためにも、大手と言われる安定した企業
- 今回のポイント
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- 今回の内容を企業へ打診・交渉するにあたり、ご本人との事前面談は必須
- 優先順位を設け、最優先は年収と任されるポジションである事を確認
- 最優先事項を成すために、入社間もなく要職に就ける可能性がある中小レベルの企業に的を絞り、大手企業という希望は一旦外してもらう
- 年収も同様に、年功序列式の給与体系が多い大手企業は外す
- 残業の発生、休日が少なくなることも事前に共有
- 経験・スキルをPRするべく、これまでに業務で評価されたポイントなどを確認し、匿名打診をする段階で企業の興味を惹くプロフィールを作成
- 面接時の対策として、職務経歴書以外にも数値目標やこれまでの実績を目に見える形にし、プレゼンができるよう入念な準備を行う

担当コンサルタントから「ひとこと」
相談を受けた当初、希望条件が高すぎること、あれこれやってみたい業務が多く、
ご本人の頭の中でも転職先を明確にイメージ出来ていない状況でした。
3度の面談を重ね、希望条件の優先順位付けと絞り込みを行い、明確なイメージを持っていただけました。
更に、匿名段階で企業へ提出するプロフィールの内容から共有し、面接に至った際にその延長となるプレゼンを行うため、
ご本人と共同で書類を準備しました。
結果、年収900万円・エリアマネージャー兼人事部長という破格の条件にて
数店舗を経営する薬局から内定を勝ち取るに至りました。
今回の転職において成功したポイントは2つです。
1つ目は、事前の面談と準備期間の中で、希望条件の優先順位と妥協点をしっかりと共有できていたことと、
条件の高い求職者の面接の場合、当然企業側の面接ハードルが上がり、
期待以上の面接でなければクリアできないという中で、
プレゼンができる事前準備を完璧に行えたことです。
2つ目は、現状の経験だけで判断すると難しい条件でしたが、薬局の代表と事前にお会いした際、経験はもちろんだが、
将来性(やる気とガッツ)に投資されるタイプの方と見受けて、MR出身でバイタリティー、フットワーク、
何より上昇志向であるこの求職者なら「ハマる」かもしれない!と思いました。
今回は、「条件のマッチ」ではなく、この「人物のマッチ」がコンサルタント冥利に尽きるものでした。