薬剤師の転職事例
投稿日:2018/10/15強い信念を持って、難しいとされる病院薬剤師への転職(転職活動期間:約3ヶ月)
A・Yさん(39歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 東京都
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 600万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 東京都
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- 業種
- 病院
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 560万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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新卒で大手ドラッグストアに勤めた後、調剤薬局へ転職。管理薬剤師の経験を積み、仕事内容や職場環境に満足していました。ですが学生時代から臨床薬剤師に憧れがあり、病院薬剤師として活躍している友人から話を聞くたびに、「いつか自分も・・」と思っていました。しかし、いざ求人を探してみると、病院の採用はどれも新卒向けのものばかり。また、最近結婚をして家庭をもったということもあり、年収がかなり下がってしまうため転職を思い悩んでいました。
しばらく求人を見ていない期間が続きましたが、歳を重ねるごとに病院勤務への憧れは強くなる一方。40歳を手前にして「転職するなら今しかない」と思い、CMEさんに相談した次第です。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・薬剤師の教育に力を入れている病院(できれば大手の病院を希望)
・年収最低ライン(550万円以上)
・入院している患者さんとコミュニケーションを図れる環境
・多くの患者さん、症例に触れることができて勉強になるため、急性期病院を希望- 今回のポイント
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- 病院のキャリア採用枠は少ないため、まずは社内の医師チームに相談。急性期病院で薬剤師の採用意欲が高い病院をピックアップしてもらう
- 未経験なので教育制度の充実した病院が望ましい
- 大手の病院は難易度が高く欠員が出ることも少ないため、中小・民間の病院でも薬剤師としての専門性・臨床経験は十分に積むことができるとお話し、広い視野を持って転職活動を進めていくことをお伝えする
- 中途採用はレベルが高いため、ご自身の持つ強みや弱み、どのような薬剤師になっていきたいかなどを改めて振り返ることが重要

担当コンサルタントから「ひとこと」
今回のケースでは、薬剤師だけでなく医師や看護師などの転職も扱っているという当社の強みを大いに生かすことができました。A・Yさんの仰る通り、病院の採用はほとんどが新卒です。中途採用で病院薬剤師に転職するのは、調剤薬局やドラッグストアほど定着していません。そのため社内の医師チームからピックアップしてもらった病院へA・Yさんのことを話してみました。やはり年齢の制限で断られるケースが多々あったものの、根気強く交渉し、A・Yさんのお人柄ややる気をお伝えさせて頂くと、ケアミックス病院から「では一回会ってみましょう」とのお言葉を頂戴しました。
就業しながらのご準備は大変だったと思いますが、履歴書・職務経歴書をしっかり作成いただき、面接対策も時間を作って数回行ったことで自信を持たれ、無事内定を獲得されました。採用担当の方からは、目的意識が明確だったことと意欲が高かったことを評価したと聞いております。
A・Yさん自身も、「一つの病院で急性期から療養、看取りまで対応していて、幅広い経験を積むことができる」と内定を受諾され、現在もチーム医療の一員としていきいきと働いています。どんなに難しい条件の転職でも、諦めずに挑戦していくことが大事なんだと、コンサルタントとして大切なことを教えられた案件でした。