薬剤師の転職事例
投稿日:2020/04/15入社後の条件相違という苦い経験を有する求職者の事例(転職活動期間:約1ヶ月)
K・Yさん(32歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 福岡県
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- 業種
- 業種 調剤薬局
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- 雇用形態
- 派遣社員
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- 年収
- 600万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 福岡県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 670万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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大学卒業後、数店舗の調剤薬局を運営する企業で約8年勤務しました。キャリアアップを目指して数十店舗の調剤薬局を運営する企業へ転職しましたが、事前に聞いていた内容と異なる事態が複数生じたため、6ヶ月という短期間で退職することになりました。転職先を決めて退職する猶予もなくて派遣社員として1年間勤務しましたが、やはり正社員として働きたいと考えCMEさんへ相談しました。
コンサルタントにお願いした条件は下記のようなものでした。
・正社員としての勤務
・年収650万円以上(以前の正社員時の年収が670万円)
・特に勤務時間についての相違がないこと
・昇進などキャリアアップが狙え、スキルアップができる環境
・なるべく早く入社できる企業- 今回のポイント
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- 紹介先の実情を詳しく把握して、入社後に条件相違が生じないようにすること。
- 希望エリアでは該当求人がないため、K・Yさんのスキルを売り込んでオーダーメイドの求人を提案する必要がある。
- キャリアアップを図れる環境が整っているかを確認すること。

担当コンサルタントから「ひとこと」
ご登録時から入社後の条件相違が生じないようにと強調されていたので、面談の際に以前の職場でどのような相違があったのか詳しく伺いました。
残業はほぼないと聞いていたが通常時で20時間をゆうに超えたことに加え、離職率が高く慢性的な人手不足のため休みもとり辛く、代表へ改善を求めても「残業を見込んだ相応の給与を支払っている」と一蹴されたので退職したとのことでした。K・Yさんのトラウマに近い不安を払拭するためには相応のエビデンスを示す必要があり、長期戦になることを覚悟しました。
希望の年収は対象地域では高額となるため、K・Yさんの年齢も考慮すると通常のやり方で求人を探してもまず見つかりません。「スキルアップが可能な環境」というご希望に応えるためにも、まずは10店舗以上の調剤薬局を運営する企業にターゲットを絞りました。
調剤薬局で10年程勤務しているK・Yさんの経験をアピールし、高年収を提示いただきやすい「複数店舗のラウンダー」を提案しながら、しらみつぶしに対象企業へ相談・交渉しました。その結果、求める人物像に合致する方であればという前提つきながら検討いただける企業が見つかり面接を組みました。
繁忙期でも過度な残業が生じないようエリアマネージャーを中心とする支援体制が整っており、自宅から自転車通勤も可能な店舗を軸に、車で30分圏内にある3店舗をラウンドするという理想的な内容を提案いただけました。「若い世代のポジション不足」という点を危惧しましたが、今後も積極的に新店開設する計画があることや、採用担当のエリアマネージャーも中途採用4年目で職位に就いたことなどを確認でき、面接を終えた直後にK・Yさんから入社したいの回答をいただくことができました。
厳しい条件と考え長期戦を覚悟しましたが、当初から照準を絞り提案・交渉することを選択したことで1ヶ月以内での成約となり、私にとっても自信がつく成功例となりました。