薬剤師の転職事例
投稿日:2020/10/15定年後に医薬品卸会社の管理薬剤師として転職(転職活動期間:約1ヶ月)
H・Mさん(64歳男性)

- 転職前
-
-
- 勤務地
- 兵庫県
-
- 業種
- 調剤薬局
-
- 雇用形態
- パートタイム
-
- 時給
- 2,000円
-
- 転職後
-
-
- 勤務地
- 兵庫県
-
- 業種
- 医薬品卸(管理薬剤師)
-
- 雇用形態
- 契約社員
-
- 年収
- 350万円
-
- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
-
大学卒業後は製薬企業へ就職し、10年前からは調剤薬局で勤務していました。
60歳になった時点で勤務時間を減らすべくパート勤務に切り替えましたが、パート勤務とはいえ遅番メインで帰宅が遅くなる日が多かったこと、1日2店舗を掛け持ちする日が多く移動時間が長いこと、その移動時間も勤務時間に含まれないことなど不満に感じておりました。拘束時間は丸1日でも給与が付く勤務時間は半日分という非常に効率の悪い働き方に特に不満を感じ、転職を考え始めました。ただ、年齢的に自分の希望に合う調剤薬局があるのか不安がありCMEさんに相談しました。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・週4日勤務で社会保険加入希望
・体力的に自信がない訳ではないが、年齢的に忙しすぎない薬局
・休憩時間3時間など中抜けの勤務がない薬局
・できれば18時には退勤したい
・元気であれば70歳を超えても勤務したい- 今回のポイント
-
- 雇用形態で正社員、契約社員、パートタイムの拘りはない
- 転職するにあたって一番大切にしていることは何かを確認
- 70歳を超えてからも継続して勤務することが可能か、またそれが出来るような職場環境か確認

担当コンサルタントから「ひとこと」
当時、自宅から通える範囲で希望に合う薬局を紹介してほしいとのことでしたが、通勤圏内の薬局はH・Mさんが現在お勤めの薬局グループが盛んにM&Aを行っており、選択肢が少なくなっていました。また、コロナウィルスの影響で求人自体が激減し、非常に厳しい状況でした。
そのような中、医薬品卸企業のとある営業所で管理薬剤師の募集があり、H・Mさんが希望されていた通勤圏内を少し超えていましたが、ワークライフバランス、永く働けるという観点から直ぐにご提案しました。希望されていた調剤薬局ではなく医薬品卸会社の管理薬剤師ということで全く別の職種になりますが、業務内容は未経験でも十分できるデスクワークで、煩雑な業務も無く、70歳を超えてからも十分継続して勤務することが可能な業務内容、企業でした。
さらに、一番の悩みであった中抜けや店舗移動の時間がないため1日の拘束時間は短くなることが確認できました。勤務時間も毎日18時まで、土日祝は休みになるためプライベートの予定も立てやすくなり、H・Mさんにピッタリの求人でした。
調剤薬局を紹介してほしいという相談でしたので、企業薬剤師を案内されるとは想定外だったそうですが、製薬企業で長年営業をされていたこともあり、卸の会社には馴染みもあってイメージがしやすかったようです。
未経験の職種でしたが面接後は無事内定となり、現在は営業や本部のスタッフの方々と連携を取りながら前向きに業務に励んでおられます。表面的な希望条件をヒアリングするだけではなく、その人にとって大事にしていることもしっかりと把握した上でサポートしていくことが重要であると気付かされた事案となりました。