薬剤師の転職事例
投稿日:2020/12/15この先も地元で働きたいを実現!(転職活動期間:約2ヶ月)
M・Yさん(40歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 千葉県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 600万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 千葉県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 600万円+残業代
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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新卒で大手チェーン薬局へ入社し10年間経験を積みました。
現職は、地方に本社をおく60店舗超の中堅薬局で8年ほど勤務をしております。
現職では、県内全域のラウンダーや新店舗立ち上げの管理薬剤師など任されていました。店舗の配属先はその時々の状況次第で、通勤に90分ほどかかる店舗に急遽配属が決まったり、当初予定していた管理薬剤師が社内事情で別店舗の管理者になり、短期間だけ暫定で管理になることも何度かありました。基本的に、いろいろな店舗で就業することは自身にとって勉強になりますし、社内での存在意義をそこに見出していたので、前向きにとらえていました。
ただ今回は、転居を伴う地方への異動であったこと、地元千葉を離れて転勤で異動した後、またいつ千葉に戻ってこれるかが不透明なことから、今後この会社で長く勤続していくことは困難であると考え、転職を決意しました。
近年は転職が難しくなっているという友人からの情報、転職回数が1回と活動に不安があったためCMEさんに相談しました。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・千葉の法人で、店舗数30以上。地方への転勤がない法人
・入社は勤務薬剤師かつ年収の維持(600万円以上)
・かかりつけ薬剤師が取得できるよう店舗固定- 今回のポイント
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- 首都圏で店舗展開をしている企業、千葉にも出店していること
- 年収維持を実現するため給与交渉
- 店舗固定ができるか配属先の交渉

担当コンサルタントから「ひとこと」
千葉に本社をおく薬局は多数あっても、地元愛が強いM・Y様の希望に合う企業は、規模も兼ね合わせるとなかなか見つかりませんでした。他のご希望もあることから、首都圏のみで展開する法人で、千葉県内にも出店している法人に視点を置き換え探したところ2件募集先が見つかりました。ご自宅からも通勤可能なその2件に打診したところ、受入れ可能とのことでしたが、年収が550万円~、あとは経験と人柄を面接で判断とのことでした。
希望額には50万円届かない可能性もあるため、面接での評価を重視し、まず職務経歴書を作り直すことをM・Y様に提案しました。応需科目と処方箋枚数だけでなく、店舗特徴、店舗在籍人数や取り組み内容を盛り込むことをお願いし、店舗の人員構成や募集背景、採用ポイントを深堀りしました。2社とも、男性不在の店舗で、過去の経験から調和を重視される薬剤師をお求めでしたので、M・Y様にはラウンダーとして人間関係を構築されるときのコツを事例として考えていただき、当日面接で披露することをオススメしました。それに加えお人柄がわかるよう、薬剤師として大切にしていることや学生時代や休日の過ごし方なども併せてご準備されたようです。
面接では2社ともに高評価で内定を得ることができました。特に思考性やプライベートな部分も先方にご理解いただけたようで、最終的に内定2社のうち、年収600万円+残業代の支給を提示して頂いた薬局さんを選択され、入社されることを決められました。配属先に関しては、候補店舗が複数あったものの、管理薬剤師の経験も長くあることから、店舗固定で勤務し後々には管理薬剤師に登用というお話しもいただけました。
コロナ禍の影響で求人募集自体が少なく、選考も厳しくなる中で、事前に面接対策をしっかり行い臨んだことが2社とも内定獲得という結果につながったと考えています。特に、考え方や人柄のパーソナルな部分をしっかりアピールできたことが勝因だと思います。募集背景やこれまでの採用状況、それに対するこちらの準備が重要だと実感する事例となりました。