薬剤師の転職事例
投稿日:2022/04/15定年間際の最終転職!(転職活動期間:約3ヶ月)
H・Kさん(57歳女性)

- 転職前
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- 勤務地
- 岐阜県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 600万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 岐阜県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 620万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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総合病院での勤務の後、調剤薬局で勤務してまいりました。責任者として携わることも多く、現在も管理薬剤師として在宅専門店舗で勤務する一方、スタッフ管理、採用対応、薬学部実習の受入、新入社員の研修などに携わってきました。主人が転勤族の為、引っ越しと共に転職し経験を重ねてきましたが、さすがに転勤も落ち着いてきました。気が付くと定年間近であり、この先を考えることが多くなってきたところでした。いまの職場で十分にやりがいもある一方、体力的にこのまま続けることに不安を抱き、もう少しゆったりした働き方で長く勤められる良い勤務先があればとCMEさんに相談した次第です。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・退勤時間が早いところ
・年収維持
・今よりもゆったりとした業務ができるところ
・病院や在宅専門店舗での経験を活かしたい
・定年後も長く勤務できるところ- 今回のポイント
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- ▼コロナの影響を引きずる現在の求人状況についての情報提供を行うこと
- ▼責任者としての幅広い業務への対応力は抜きんでているが、以下2点の希望がネックであること ①年齢が比較的高い ②勤務時間が短い
- ▼長く勤めたいというお考えから、求人元に定年制度の有無や定年後の条件について確認すること
- ▼若年層を多く受け入れる大企業よりは地域密着型の地場企業がマッチするであろうこと
- ▼現職が在宅専門店舗で18:00と早いことから、外来調剤薬局となると遅く感じてしまうこと

担当コンサルタントから「ひとこと」
東海エリアも他のエリアに同じく、コロナの影響から求人募集を控える動きがまだ残る中でした。求人が少なく求職者が多い状況から息の長い若年層を選ばれており、55歳超の方の転職に厳しい現実もございます。H・Kさんとお話した際、この先のご自身のキャリアもしっかりと内省されている方とお見受けしました。薬局長や責任者としての立場をこなしてきた方でしたが、物腰が低く、年齢を特に気にされているご様子。一方、転職についての必要な情報が乏しいことが伺えました。情報提供の上、ご自身で選んでいただけるようご提案を重ねていくことをイメージし、相談を進めていきました。
ご相談を重ねる中、H・Kさんの希望条件を整理すると(優先順)①勤務時間は18:00まで②通勤30分エリア③年収550~600万円④定年後にも長く勤めるところ、以上を軸として一緒に考えていった次第です。
療養病院、調剤薬局、在宅専門店舗と形態を変え求人をご提案しました。一方、H・Kさんの一番の不安は年齢面です。結果として地元で展開する在宅専門店舗をH・Kさんは選ばれました。選ばれた在宅専門店舗は代表が60歳超の方であり「定年はあってないようなところ。健康次第で長く勤めてほしい」と仰っていただけました。面接の後、これまでの経験を活かして若いメンバーに教えてもらいたいと評価いただき、年収620万円と現年収UPとなるご提示をいただくことに繋がりました。
入社後にH・Kさんへ声をかけたところ、明るくすっきりと嬉しそうに現状をお教えくださいました。年齢と勤務時間と年収の相対的な条件に難しさも伴う方でしたが、定年を迎えるライフステージの方がお感じになることや考えを大切に受け止め、求職者の皆さんにとって何が一番かを改めて認識できる良い機会になりました。