薬剤師の転職事例
投稿日:2022/10/15面接で強みをアピールすることの重要性(転職活動期間:約1ヶ月)
M・Mさん(32歳女性)

- 転職前
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- 勤務地
- 埼玉県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 630万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 東京都
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 560万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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地方の薬科大学を卒業後、準大手クラスのチェーン薬局に入社し約7年勤務していました。
大学病院などの大型の門前薬局から、小規模の1人薬剤師の薬局まで一通り経験しました。
フットワークが軽いことや誰とでも仲良くなれる性格を会社が理解してくれていたのか、異動も頻繁でした。早いと数か月、長くても2年くらいで異動となり会社が用意した社宅を転々としていました。30歳を前に寿退職する同期を横目に、自分なりに頑張ってきたつもりです。
一方で、転々とする生活には疲れていましたし、みんなで取り組んでいるかかりつけ薬剤師は自分の働き方では難しく、違和感を覚えるようになりました。何より、患者様と仲良くなった頃に異動をしなければならないのは非常に残念でした。
今後のキャリアを考えたとき、このままで良いのか疑問を感じ始めていました。ただ転職活動をこれまでしたことがなかったため、プロにお任せしようと思いCME薬剤師にエントリーしました。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・転勤がない中堅チェーン薬局
・管理薬剤師候補での入社- 今回のポイント
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- ドミナント展開している薬局
- 未経験でも管理薬剤師で採用をいただけること

担当コンサルタントから「ひとこと」
コロナ禍による影響もあり昨今の薬局を取り巻く状況は厳しくなっています。経験があれば内定がでる時代ではなくなり、実務経験+αを求められています。昨今は募集1名枠を4~5名から選ぶという選考も珍しくないので、経歴をしっかりプレゼンし、強みをアピールすることでその選考を勝ち抜く必要があります。
M・M様と面談をしました。
明るく覇気がある方でした。さらに会話の中での相槌が絶妙で、話していて心地よい印象を持ち、ご自身でも仰っていた誰とでも仲良くなれるというのがこれだと実感しました。お話を伺っていると、指名で来てくれる患者様や他の薬局から切り替える患者様もいたとのことでした。
M・M様のご希望は、これまで異動が多かったため1店舗でじっくりと勤務できる地域密着型の薬局が良いとのこと、さらに未経験の管理薬剤師にも挑戦したいご意向でした。
そこで東京都のみで展開している薬局を4社ほどご案内しました。どれもドミナント展開のため異動は通勤圏内、転勤はありません。チャレンジしたい管理薬剤師候補での募集です。
書類選考は通過し、面接までたどりついたものの、管理薬剤師の実務経験がないということで1社目の選考で見送りになってしまいました。
1社目の面接後ご本人と相談し、次回以降の対策として職務経歴書の中身と面接でのアピールポイントを変更しました。具体的には、どの応需科目や難しい処方にも対応できる点から、患者様を呼び込めるリピーター薬剤師というものです。面接でエピソードトークも披露し実績をアピールしました。見送りになっていた薬局でもコミュニケーション能力は高いとご評価いただいていたので、事例を交えて強みをお伝えする作戦です。
その結果、残りの2社からは内定をいただくことができました。どちらの薬局も地域密着型でかかりつけ薬剤師にも取り組んでいる薬局でした。
入社後にご本人からは「じっくり腰を据えて働ける。管理薬剤師になれるよう努力したい」とのお話。薬局からは、「現場にはすぐに打ち解けたみたい。聞き上手な新人さんが入ったと患者さんからは評判のよう」とのお褒めのお言葉をいただきました。しっかり強みをアピールできたことが、この結果に繋がったと思います。