薬剤師の転職事例
投稿日:2023/06/15定年退職後の転職活動!!(転職活動期間:約2ヶ月)
T・Hさん(74歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 宮城県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 契約社員(週40時間)
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- 年収
- 550万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 静岡県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 契約社員(週40時間)
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- 年収
- 550万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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大学卒業後、製薬メーカーでMRとして長く勤務をしていました。
60歳で定年退職をしてから調剤薬剤師として第二の人生をスタートさせました。
薬局には自分の半分くらいの年齢の薬剤師さんもいましたし、記憶力が以前に比べて大分減退しており覚えることが多くとても大変だった記憶があります。
それでも半年、1年と、くらいついて頑張っていたら周りの方々のサポートもあり何とか薬剤師として基本的なことはこなせるようになりました。
もちろん若い薬剤師さんと同じスピードで動き、処理をすることはできませんでしたが何年か働いているうちに常勤として皆様に迷惑をかけないくらいには進歩することができました。
しかし、年齢を刻むごとに契約が切られたりお給料を下げられたりと安定した勤務をすることが難しくなってきました。
加えて70歳を迎えてからはさすがに体力・記憶力の衰えは隠せなくなりました。
それでも働きたい意欲はずっとあり元気なうちは何歳になっても働きたいと思っていましたが、気が付けば常に転職活動をしないといけないという状況に追い込まれていました。
もう70歳を越えているので受け入れてくれる会社はないのかなと諦めの心境になっていました。
そんな悩みを抱えた状況下でプロであるCME薬剤師さんに相談して、今置かれている苦しい状況を聞いてもらいながら今後も働き続けることは可能か紹介してもらえる求人はあるのか等も質問しました。
《CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした》
・フルタイム勤務
・比較的年齢層が高めの薬局
・年収500万円以上- 今回のポイント
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- 若手の薬剤師さんしかいないような薬局は避ける
- 人間関係が発生しない1人薬剤師店舗を狙う
- 雇用形態は極力譲歩してもらう
- 薬局側にメリットを感じてもらう為に勤務地の制約は外す

担当コンサルタントから「ひとこと」
70歳を越える方の転職はもちろん簡単ではありませんでした。
書類審査の段階でネガティブな反応をされることがほとんどでした。
そこでT・Hさんには条件を処方箋枚数が少なめで単科応需の1人薬剤師店舗かつエリアを全国に設定することを了承して頂きました。
この条件であれば年齢によるハンデはあまりないと考えたからです。
また全国どこでも勤務可能とすることにより、企業側に需要が必ずありメリットを生み出せるはずだと確信していました。
そのような条件に当てはまる企業をピックアップし一番条件のいい薬局様で面接を設定しました。
もともと年齢よりも非常に若く見える健康的な男性で、全国どこでも勤務可能というプレミアムな条件を付けて臨んだ面接でしたので先方の評価も高くその場で内定を頂きました。
勤務地制約なしの条件ゆえ社宅と引越し代まで会社負担と、かなり至れり尽くせりの条件提示を頂きました。
このように希望エリアを完全に無くした結果、当初の希望よりもいい条件で入社することができT・Hさんにとっても非常に満足いく転職活動となりました。