薬剤師の転職事例
投稿日:2025/03/15お休み重視!週休2日→週休3日で年収維持(転職活動期間:約2ヶ月)
O・Mさん(48歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 愛知県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 600万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 愛知県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 600万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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長年、大手調剤薬局で勤務をしておりました。約15年の勤務の中では管理薬剤師、エリアマネージャーとして従事し、在宅業務にも注力してきました。また、本部付社員として人材教育にも関わる等、幅広い業務に携わりました。年収も700万円を超える好待遇でしたが、全国に異動を伴うことから家庭の事情により退職しました。
その後、現在の薬局に入社し2年ほど勤務しています。現職では年収を重視して年収700万円の高条件で入社しましたが、当初は完全週休2日の条件で勤務し始めるものの、今では半日+半日の勤務もあれば残業も多い状況です。
子供も成長する中で、50歳を手前に先々を考えるようになりました。現状より、もう少し自分の時間が取れ、ワークライフバランスを充実させることができる勤務先で勤めたいと考えるようになり、CMEさんに相談しました。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・完全週休2日、または完全週休3日
・最低ラインで年収600万円
・転居を伴う異動がないこと。地元に密着した店舗展開を行う企業
・入社前後での条件変動がないところ- 今回のポイント
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- 過去に年収800万円の収入を得ていた方であり、マネープランとしても支障がないのか ご家族の賛同はあるのか
- マネジメントや教育も携わる経験もあり、いま現在の本人様の軸となるモチベーションがどこになるのか、ご自身を振り返ってもらうこと
- 次の①②のような求人状況の理解が不足していると伺えること。①完全週休2日として も、薬局の場合には裁量の範疇も増えるにつれ休みの確保に至らないケースもあること ②完全週休3日とする場合には正社員雇用は少なく、非常勤・パートとなるため年収 600万円を満たない可能性が高まること
- 地域密着の地場企業を優先

担当コンサルタントから「ひとこと」
O・Mさんと面談を行いました。これまでに教育担当もされていた方の為、コミュニケーション能力も高く、業務経験を伺ってもポテンシャルの高さがよく伝わる薬剤師様だと感じました。先々のキャリアイメージとして何を軸として大切にしているか伺うと、キャリアアップはもう充分なので「業務へのやりがい」よりも「ワークライフバランスを充実させたい」というお考えが強いことが明確になりました。また、入社前後で条件が変わることを避けたいというのは、実際にそのような経験をされたことによるものでした。
入社後のギャップについて、大なり小なりどこにでもある話ではありますが、会社規模により差があること、給与条件のような絶対に齟齬があってはいけないようなものもあれば、人の主観により感じ方が違う環境面でのギャップもあるという点を認識いただく必要があると感じました。
O・Mさんは、大手での勤務経験が長いことから、就業規則が整っており、休みや勤務時間、給与等も制度として整っていることに慣れていらっしゃいました。一方、地元の地場企業の場合、入社後に条件面が変動する可能性もゼロではないこと、例えば2日休みといえど上席クラスは応援で出勤するなどイレギュラーが生じる可能性もあることなど説明しました。
そして、O・Mさんの最優先の希望に沿うためには、完全週休2日や週休2.5日とするより「完全週休3日で正社員」の条件で受け入れてくれる求人元を探すことを提案しました。
薬局側からイレギュラーが発生したからなどと求められれば、O・Mさんは真面目な方であり、業務に合わせ自分の休みを削っていくのではとお見受けしたためです。O・Mさんは、4日勤務(週休3日)となると、通常の週5日(週休2日)に比べ、勤務時間数は5分の4となり年収が希望に届かなくなるため、その点に対する懸念はありましたが、最終的にはその方が合っていると合意いただきました。
O・Mさんの経験値をアピールしながら求人元を廻り交渉していきました。その中で、週40時間ではなく完全週休3日でOK/年収600万円を維持/自宅から20分程の立地という薬局を紹介することができ、すぐに面接を設定しました。
面接当日は、O・Mさんのこれまでの経験・お考えをもとに薬局様にも評価を得ることができ、結果として希望の条件で内定をいただくことに至りました。
入社後にお話を伺うと「プライベートの時間も確保でき、自分の時間も子供との時間も確保できるようになりました。仕事のほうも順調で落ち着いて勤務できています。」とのことでした。結果として、希望条件に沿うようにとの思いで踏み込んだ提案を行ったことで、ライフスタイルを変えるような印象深い転職事例となりました。