薬剤師の転職事例
投稿日:2025/06/15短期離職経験から長期就業に向けての転職(転職活動期間:約5ヶ月)
Y・Tさん(32歳男性)

- 転職前
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- 勤務地
- 神奈川県
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 530万円
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- 転職後
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- 勤務地
- 東京都
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- 業種
- 調剤薬局
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- 雇用形態
- 正社員
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- 年収
- 630万円
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- 転職の理由やCMEに相談したきっかけ
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現在の企業が3社目で2年以上続いた会社がありません。
理工学部から編入して薬学部へ入学したので同い年の薬剤師より社会人スタートが遅くなりました。その焦りからか、単科の薬局などスキルアップが出来ない店舗へ配属されたり、僻地エリアへの異動辞令が出るたびに退職をしていました。
3社とも大手の薬局だった為、大学病院の門前薬局やマンツーマン薬局など一通りの薬剤師業務は経験できたと思います。特に認定薬剤師の取得や、加算に関する勉強会、OTC勉強会などは地域によって方針が違うのでとても勉強になりました。
しかし、同い年と比べると薬剤師歴が短く、社歴も浅いためか、管理薬剤師の推薦は一切なかったです。毎日、外来対応の繰り返しで、ドクターとのやりとりは全て管理薬剤師の業務でしたので仕事にやりがいを感じられず転職を考えるようになりました。
転職を繰り返してしまっているのも事実なのでどうすればいいのかCMECMEさんに相談した次第です。
CMEさんにお願いした条件は下記のようなものでした。
・スキルアップ出来る店舗もしくは研修制度
・結婚を控えているので東京都内での勤務
・管理薬剤師経験はないがチャレンジできる薬局
・年収600万円以上- 今回のポイント
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- 転職を繰り返しているため、それぞれの退職理由を深掘りし、人柄や今までのご経験などを実際にお会いして企業側に伝える必要あり
- どういった業務であればスキルアップに繋がるのか曖昧なため、ご本人の目指しているキャリアビジョンのヒアリング必要あり
- 未経験ながら管理薬剤師にチャレンジしたいといったお気持ちがあるため、若手の育成や研修制度が整っている企業のリサーチを行う
- 通勤範囲が限られている事から中小企業優先

担当コンサルタントから「ひとこと」
1~2年毎に転職を繰り返していらっしゃったため、通常よりも長い時間をかけて面談する機会を作っていきました。それぞれ理由はあったものの、薬剤師として成長したいといったお気持ちは強く、企業へのアピールの仕方によっては管理薬剤師候補として十分ご紹介可能な人材だと感じました。
面談当初は転職自体を迷われていたため、現職で抱えている悩みや、プライベートでの心境の変化などを丁寧にヒアリングしました。キャリアアップの課程を3~5年後のスパンでイメージできるようになったタイミングで案件の紹介をスタートしました。
薬剤師歴が同じ方と比べると希望年収の600万円は高額だったため、受け入れてくださる企業にとっては、『キャリアアップの為の研修体制』と『年収』がネックになる可能性があり、企業へのアプローチについては慎重にならざるを得おえないケースでした。
そこで私は、Y・Tさんの実務経験の棚卸を行い、在宅の経験や新規立ち上げの応援業務が豊富な点に目を付け職務経歴書の添削を数回実施いたしました。管理薬剤師経験は無かったものの、在宅部門のリーダーをされていたご経験を直接企業へ訪問しアピールをさせていただきました。また、お探しする際にもキャリアアップ出来る環境をご用意いただく事を前提に、今までの経験を存分に活かせるラウンダー業務や在宅業務を行っている企業に絞る事を選択しました。
Y・Tさんのご自宅沿線で店舗展開を行う企業と面接を行い、再度これまでのご経験や管理薬剤師を目指されている点をお伝えしたところ、半年後に新店出店の予定があり、施設在宅経験者なら…と当初予定よりも50万円上積みの650万円での内定をいただけました。
「皆さんと長くチームとして働きたい」と入社時にお話しされたそうで、薬局の担当者より「コミュニケーション力もあり大変助かっている。早々に管理の仕事を勉強しているので今後に大変期待している。落ち着いている雰囲気があり患者さんからの評判もいい。」
と私あてに連絡をいただき、印象に残る転職サポートとなりました。